苺恋唄-イチゴコイウタ-

3、4限も終わって昼休み。



私と楓、渚、瀧口ちゃん、それから昨日突然質問してきた小浪ちゃんの五人でお弁当を持って屋上に向かった。



屋上のドアを開く。


風が少し暖かい。


陽もポカポカしてる。



「暖かくて、気持ちいいね!」



瀧口ちゃんは背伸びをしながら言った。



「午後の授業サボりたいねぇ」



渚の意見に皆が頷く。

お弁当を食べながら、私は空を眺めた。


ゆっくりと風に流れる白い雲が気持ち良さそうに見える。



「女子校ってつまんないよね」



既にお弁当を食べ終えて寝っ転がっている瀧口ちゃんが言った。



「共学のが楽しかったかもね」



そう小浪ちゃんが言って、皆も空を見上げた。



「そう言えば昨日、小浪ちゃんも先に帰るって言って教室出てから、楓たちと一緒にいたの?」



私が質問すると、小浪ちゃんは困ったような顔をした。



「帰ろうと思ったんだけど…犬山さんたちに連れられて、つい…見ちゃったかな?」



小さな声で小浪ちゃんが答える。



「昨日って?」



私たちのやり取りを聴いていた瀧口ちゃんが聞いてきた。