「ええから、もらっといて??」



これ以上拒否しても意味がないから、頭を下げてもらっといた。



「にしても…、なんでそんなに濡れてるの??」



可愛い感じの人に言われた。


でももう、話す気はなかったから、屋上を出ようとした。



「ちょっ…、ちょっと待ってよ。」



「なにか??」



「帰るなら、質問に答えてからにして??」



はぁ…


めんどくさい



「あなたには関係がないことです。
タオル、ありがとうございました。」



それだけ言って、屋上を後にした。