「YISの先生ですか?」
「まあ、そんな感じですよ。」
なかなか仲良くなれそうなフレンドリーな先生です。
タバコ臭いのが玉に傷ですが。
「今日は女性専用車両、乗らないんですね?」
「・・・!どうして知ってるんですか!?」
「たまに朝見かけていたんでね。」
塚ちゃんは、私の事をよく見かけていたようです。
「あっ、あれをみてくださいよ。」
塚ちゃんは扉越しに見える隣の女性専用車両に乗ってる
数名の女性を指さしました。
「あの女性たちのお尻をみてください。お尻をつないでみてくださいよ、こんな具合に。」
「・・・?」
「ほら、オリオン座みたいになるでしょう?」
「あっ!!!!」
塚ちゃんは面白いことを教えてくれました。
その日は弘明寺まで塚ちゃんは電車での楽しい遊びをたくさん教えてくれました。

