そのまま、5~7時限目が終わりました。僕は終始上の空でしたが、僕に興味がないYISの生徒は、僕の心が空っぽだということに気付いていないようでした。
帰ろうとした時、今日はヨシ江さんと待ち合わせをしていることを思い出しました。いまだに思い出せない・・・また僕は憂鬱になりました。
すると、塚ちゃんが僕と一緒に帰ろうとついてきました。
塚ちゃんと話すのは久しぶりです。存在感が薄くていることすら忘れていました。
「おやおや。上山田先生、落ち込んでるようですねぇ?」
塚ちゃんは白衣のポケットに手をつっこみながら僕の顔を覗きこんできました。
「上山田先生の毛穴から噴き出ている汗の量が尋常ではない。これは、図星、ということですねぇ」
「・・・」
「沈黙の時間が2.8秒。おっと、これはやはり、図星、ということですねぇ。何に悩んでいるんですか?」
僕が悩んでいることは二つ。
松田先生とヨシ江さんのことです。
松田先生のことは相談してはいけない気がしたから、とりあえずヨシ江さんのことを話してみました。
「う~ん。ヨシ江さんのことが思い出せないと?それはただ、年齢のせいでは?」
ちょっとイラッとしたが黙っておきました。
帰ろうとした時、今日はヨシ江さんと待ち合わせをしていることを思い出しました。いまだに思い出せない・・・また僕は憂鬱になりました。
すると、塚ちゃんが僕と一緒に帰ろうとついてきました。
塚ちゃんと話すのは久しぶりです。存在感が薄くていることすら忘れていました。
「おやおや。上山田先生、落ち込んでるようですねぇ?」
塚ちゃんは白衣のポケットに手をつっこみながら僕の顔を覗きこんできました。
「上山田先生の毛穴から噴き出ている汗の量が尋常ではない。これは、図星、ということですねぇ」
「・・・」
「沈黙の時間が2.8秒。おっと、これはやはり、図星、ということですねぇ。何に悩んでいるんですか?」
僕が悩んでいることは二つ。
松田先生とヨシ江さんのことです。
松田先生のことは相談してはいけない気がしたから、とりあえずヨシ江さんのことを話してみました。
「う~ん。ヨシ江さんのことが思い出せないと?それはただ、年齢のせいでは?」
ちょっとイラッとしたが黙っておきました。

