Down Mountain Field


僕は学校につきました。
今日の一時間目は僕の授業はありません。
まだ転勤してきて間もないので、今日はYIS探検といきますか。
探検といっても一人ではできないので、誰かに案内して欲しいのですが。
僕には案内を誰かに要求する自信はありません。

一時間目の授業のため、ほとんどの先生が職員室からいなくなってしまい、残されたのはカノコと塚ちゃんと・・・松下先生?

皆特にやることがなく暇そうです。
松下先生に案内してもらいましょうか。
僕は決心して立ち上がりました。
すると、隣のカノコが光の速さで立ち上がり、松下先生のところへ行きました。


「松下せんせぇ~、私、何カップだと思いますかあ?」

「・・・」


松下先生は明らかに困惑した様子です。
胸を使って松下先生を誘惑するなんて・・・
卑怯です。


「見るからにAカップですね」


僕は何か作業をしてるふりをしながら、ボソッと、しかし二人にしっかり聞こえる声で呟きました。


「・・・上山田せんせぇ~、胸のカップも分からないんですかあ?あ、経験が少ないんですよねえ?」

「軽い女には興味がないので。」

「それって、まるで私が軽いみたいじゃないですかあ」

「・・・軽い女は俺も興味ないです」

以外にも松下先生が話に割り込んできました。
驚いて松下先生を見上げるカノコ。
腕にべっとり絡まっているカノコの手を、松下先生は振りほどきました。


「上山田先生。暇なので、YIS探検でもどうですか?」

「YIS探検・・・?」


そっくりそのまま僕が考えていたことです。
もしかして僕と松下先生は以心伝心なのでしょうか。
松下先生が朝食にイチゴヨーグルトをだしてくれたのも何かおかしいと思っていたんです。
もしかして僕に気があるのでしょうか・・・

当惑する僕の腕をつかんで、松下先生と僕は職員室を出ました。