場所は、僕の家からタクシーで20分ほどでした。
AKBの曲を確か5曲ほど聴けましたから。
タクシーから降りると目の前にとても大きい豪邸があるではないですか!
周りに他に家は無いですし、僕の新居はここのようですね。
僕は、とても少ない荷物を持ってインターフォンを押しました。
ピーンポーン
・・・・・
誰も出てきませんね。もう一度。ぽちっとな。
ピーンポーン
・・・・・
ピンポーンピーンポーンピーンポーン
やけになってチャイムを押しまくっていると、インターフォンの向こう側から不機嫌そうな声が!
「・・・誰ですか?」
「あ、今日から同棲させていただくことになったものです。」
「フッ。同棲?・・・カップルじゃないんですけど」
なんなんですかこの人。敬語も使えない人のようですね。
すると、カチャリとインターフォンの隣の大きな門が開きました。
男の人は何も言ってきませんが、これは入っていいということですよね?
僕は少し緊張しながら門をくぐりました。

