僕は職員室につくと、すぐに愛おしい彼の姿を探し始めました。しかしどこにもいません。すると偶然、隣に座ってるカノコが保健の先生と話しているのが聞こえてきました。
「やっぱりぃ、松下先生わぁ、本当にカッコイイですよねえ♥カノコぉ、昨日一緒に帰ったのぉ」
「カノコ先生、二人っきりですかっ!?すごいですね!ハハッ!!」
「すっごくいいにおいがしてぇ、ドキがむねむねだったのぉ・・・!だけど、今日はまだ来てないねぇ・・・」
これはもしかして、大猫角先生の話でしょうか!?
「ゴホンっ・・・」
「・・・・・上山田さん?・・・・何か用ですかぁ?」
カノコはつるぴかな顔で僕をギロリと睨みました。
「・・・あの・・・大猫角先生はまだ来てないですか?」
「大猫角先生~?まだ来てないですよ?なんか用なんですかぁ?」
「いや・・・」
やはり。カノコは昨日大猫角先生と帰ったようです。悔しくて悔しくてたまりません。僕はギュっと拳を握りました。すると、、、
ガラリ

