クリスマス・ウサ

「ケーキ、ありがとうございました。おいしかったです」


「ありがとう。これ、美鈴さんに記念にあげる」


優斗は、ピンクの包みを美鈴に渡した。


「中身は、『ドリームウサ』の特製腕時計。良かったら、使ってね」


「どうもありがとう。また、来年来ます」


「お待ちしております」


優斗は、笑顔でお辞儀した。


美鈴は、ウサを撫でて優斗に手を振った。


美鈴は、ドアを開けて外に出た。