クリスマス・ウサ

カウンターの上には、紅茶とケーキが置かれていた。


「『ドリームウサ・ケーキ』は、今日付き添ってくれたので、当店から美鈴さんにサービスします」


「いいんですか? ありがとうございます。じゃあ、ありがたくいただきます」


「どうぞ召し上がって」


美鈴は、紅茶を一口飲み、フォークを持ってケーキを食べた。


「とてもおいしいです」


「ありがとうございます。 そのケーキは今朝手作りしたものなんですよ」


優斗は、微笑んでカウンターから離れてウサに近づいた。