ウサが、屋根を上がって戻って来た。 優斗は、ウサをソリに固定し頭を触った。 ソリは、最後の家から飛び上がり、早朝の空に舞い上がった。 優斗と美鈴を乗せたソリは、眼下の家々の遥か上空を悠々と進み、公園の方に進路を向けた。