クリスマス・ウサ

「はい、一軒目到着」

優斗は、ソリを降りてバッグを開けた。


「確か、この家の子のは…」


優斗はバッグの中を探して、ピンクの包みを取り出した。


「あった。これだ」


優斗は、ウサをソリから離した。


優斗は、ウサにピンクの包みを渡した。


ウサは、ピンクの包みを持って屋根を走って行った。


「ウサに持って行ってもらうの?」


「そうだよ。子どもに目を覚まされても、ウサならすぐ隠れられるしね」


「なるほど」