「今更聞いても遅いけど、高い所は大丈夫?」


「大丈夫。高い所は平気よ」


「良かった。じゃあ、そろそろ降下するよ」


優斗は、ウサの頭をまた触った。


ウサは、下に顔を向けた。


ソリが、下に降下を始めた。


だんだん地上に近付き、ある家の屋根の上に、ソリは着地した。