「ただいま帰りましたー。」 椎様のいない、彗様の部屋。二人なんだって実感する。 「お帰り。ひな。今日はパエリア。」 「彗様のパエリア大好きですわ!!」 「それはよかった。」 椎様の話題は上らない。タブーになっている。あたしも彗様も言わない。言えない。空気的に・・・。 「こんにちは。」 「誰ですの?」 「雨宮千紘と言います。彗君いますか?」 彗様の何なの・・・? 彼女・・・?この人可愛いもんね・・・。