「うんっ。」


あたしは、うなずいた。桃を信じようと思った。

「てか腹減った―・・・。」


「あは。あたしもー。」



桃っていいやつ。あたしは彗様のこと忘れられてないのに・・・。



ごめん。桃。桃が本気だって知ってる。


でもあたしは中途半端なの・・・。



彗様が好きなのに桃と付き合ってる。

「・・・ごめん。」

あたしがつぶやいた言葉は誰にも聞かれず、風に乗って流れて行った。