それから、あたしは桃と新しいスタートをきった。


「桃、どうかした??」


「弁当、どうする?」




普通のカップルって一緒に食べるのかな。



「行ってらっしゃい。」


栞が有無を言わせない笑顔で言ったのであたしは、彼のほうへと歩き出す。

中庭に他愛のない話をしながら向かっていた。



「何あの人だかり・・・?」



「あれ、校内新聞じゃないか??」