あたしの荷物はメイドさんたちが用意してくれていた。


もうめんどくさいから今日行ってしまえという
両親の適当さにあきれ、椎様と双子の弟さんの彗様の見分けもつかない両親にあきれ・・・。





「彗様。どこへ行くつもりですの?」



「ん?ひなが俺に夢中にな「なりませんわ。」」



あたしが好きなのは今までもこれからも椎様だけ。


「だってさー貴重だもん。椎と俺を見分けられる女なんていないから。」


見分けられるに決まってる。


どう見ても違うんだから。