**** 「あ…夏輝先輩…」 待ち合わせ場所である駅につくと、 目に入ったのはたくさんの人たちの視線を集める一際目立つ男の人。 それが夏輝先輩だということに気づくのには時間はかからなかった。 先輩はケータイを開きながら、一人で近くにあるベンチに座っていて。 「…うわぁー…」 …色んな人に見られてる…。