「香織ーただいまー

ん?涙目だけどまだ、体調悪い?」


救いの女神、なーちゃん様!


『なーちゃーーん』


「おわっ
いきなり抱きつくなよ」



『ひくっ』


あ、やば、泣いちゃった


「あーよしよし、
れお、お前泣かしたな!」


え?いるの知ってたの?


だったらわざと2人っきりにしたとか?


え?



「なんだ、バレてたか」


早瀬がベッドから飛び起きてこっちに来た



「お前、奈々花だっけ?
どーせ告ったの知ってるんだろ?」



「とーぜん」



『なーちゃーん、怖かったよ』


「あーはいはい、よく頑張ったね」