青空ホイッスル


本当は、気にしてほしいけど…

菜々子はふ~んって顔してるし。

てか、早く来ないか…遅すぎだろ。

ーーーーー

「でわ、次のかたどうぞ。」

「あっはい。」

はあ~やっときたよ。

でも、20分も個室に二人っきりか…

今の感じだと、俺も菜々子もつらいよな


だって、今だって、沈黙だし。

でも、それを破ったのは菜々子だった。

「あっあのさ、海の友達って、サッカー部」

洋介のことか。

「ああ」

「どんな子?」

どんな子?か…まあ一言でいうと元気だよな。

「う~ん、まあ黒くて元気がある。」

「へぇ~あってみたいな、じゃあさ、私の友達の未来もいっしょにまじってみんなで遊ぼうよ。」

遊ぼうか…なんか…あ~もう嫌なことばっかりかんがえてるな俺。

やめよ、やめよ。

「いいよ」