「本当に無理だよ…私には…」
「わかってる!!!!だけどあきらめられないんだよ!お願いだから付き合ってくれよ。」
「ごめん、ごめん、本当にごめん。」
私…涙が…
何で泣くんだろ…
何で人のために…
私、今度こそ、海の事が…
「菜々子…泣くなよ。ごめんな、泣かせて、やっぱり俺お前の友達に戻るよ。」
「あ…友達に戻ろうかって言われても、何か気まずい…」
「そうだよな…ごめんな。友達に戻れるように、二人で努力するか。」
「…そうだね。」
観覧車も終わりがみえてきた。
「あっ、やっと、終わったね。」
「そうだな、じゃあ帰るか。」
「うん。」

