ラストに観覧車に乗ることになったけど、そう簡単には乗せてくれなかった。

てか、混みすぎ~これじゃ、あと30分は待たなきゃ駄目じゃーん。

「凄い込んでるね…」

「あぁ、混みすぎだな、何か暇だな。」

「うん。そうだ!何か話しよ。」

「そうだな。何か話すことあるか?」

話すことあるかな~?

「う~ん、そんじゃあ海は遊園地に何回来たことある?」

「俺…今回が初めて。」

「え!まじで一回も来なかったの」

遊園地来たことない人なんて初めて聞いた。

「何で来なかったの?」

「親が忙しくて、連れていってくれた覚えがない。」

「ふ~ん、何か人生勿体無いことしたね。」

「そうか(笑)お前そんなに遊園地が好きか。」

「うん!大好き。」

「そうかそうか。」

「じゃあ、質問していい?」

「ああ、何でもいいぞ。」

「海のお母さん、お父さんは何してるの?」