青空ホイッスル



「ああ、あれね。何て言うのかな…まあなりゆき。」

「なっ成り行き?」

「う~ん、なんかあいつにとられたくなくて、まだ言うつもりじゃなかったけど、いっちゃった。」

「ふ~んそうなんだ。…返事、まってまだ返せそうにないから。」

「わかってる。菜々子の気持ちが第一だからな(ニコツ)」

「ありがとう。」

海って意外に優しい…

時々みせる笑顔がいいんだろうな…

私もいまドキドキした…

これって…


「じゃあ、行こうか。遅刻しちゃうぞ」

「…今何時?」

「8時半」

「やっばいじゃん、早くいこう。」

「うん」


海…私あなたのこと好きよ。

でも、この好きは恋愛じゃないの…


ごめんね…海。



「菜々子~早くしろよ。遅れるぞ。」

「わかった~」

私達は、急いで行ったお陰で、チャイムぎりぎりの時間に教室へついた。

もう、汗がやばい…

暑いし、疲れたし、最悪。