青空ホイッスル


「…」

私、あれから寝ちゃったんだ…

そうだ、遥に会わなきゃ。

何処にいるんだろ?

そうだ、遥が所属しているサッカーチームに電話してみよう。


(プルルル)

【はい、こちら___サッカーチームですけど】

「あっあの、宮前遥選手に用があって、うかがったんですけど。」

【宮前選手ですね。お待ちください。】

は~電話しちゃったよ。

なんて言おうかな…

どうしよう?

【お待たせいたしました。宮前選手にお繋ぎします。】

「はい、ありがとうございました。」

「もしもし水上菜々子ですけど…遥?」

「…菜々子?」

「そう。あのね、あの日のことを聞きたくて、電話したの。」

「あ…あの日は…ごめん。話すことが多すぎて、電話じゃ無理だから、会って話そう。」

「うん…じゃあ、明日でいいかな?」

「あぁわかった。菜々子の学校にいくよ。放課後。」

「うん…待ってるね。」

ガチャ

明日の放課後…あの日の真実がわかる。

どうなるんだろ…明日。

早く明日になんないかな。