放課後…


はあ~今から裏庭にいかなきゃ。

てか真中海ってどんな人だろ

気になる、実に気になる

てか、それはまたこんど探ればいいか…

「菜々子、バイバイ~」

「バイバイ、未来。」

「今日の出来事、明日おしえてね。」

「はいはい。」



クサクサクサ

裏庭に来てみたけど誰もいないし。


イタズラだったのかな…

十分後…

来ない…いいやもう帰ろう…

今日最悪


はぁはや「ごめん、待った!遅れちゃった。」

「いいえ、大丈夫です。」

息切れしてる。

走って来たのかな?

何か悪いことしちゃったかな…

「ね~大丈夫?何か悪いことしちゃった?」

「いや違うんだ。今部活の休憩時間。」

休憩時間なんだ。なら私、悪いことしちゃったじゃん。

「ごめん。せっかくの休憩時間なのに。」

「謝んなよ。俺が誘ったんだからさ。」

そうだ。あっちが誘ったんだから、いいんだ。なんで私が謝ったんだ。

「だよね。私が謝ることないのに。そうだよ!なんで私が謝ったんだ?忙しい時間を削ってきてあげた私がいい子なのに」

クスクス」

えっっ何か笑い声が聞こえる。

「ハハハハ、何かお前スゲー面白い。何独り言いってんだよ。しかも自分のこといい子とか、言ってるし。」

「なっなに、きいてんのよ。」

「いや、聞こえたんだよ。」

「う~う~てかあんた、なんか口調が違くない?」

「そうかな、別に変わらないけど。」