初めは、何も感じなかった。しかしだんだんと、見えはじめた。

「ヒルカメ」
「うわっ、気持ち悪い」
「汚い」

この言葉を言いはじめたのは、同じ塾に通う同級生だと思う。
我慢した。ただひたすら我慢した。
しかし、ある日祖母に買って貰った、誕生日プレゼントのシャーペンが壊れてた。
私が図書室に行っている間に筆箱が何かの衝撃で落ちたのだとおもう。
それで周りは拾うことはなく、ペンが壊れてた。
誰かに踏まれたようだ。
私の物に触ると汚いそう思ってたからだと思えた。

そして、それが約半年続いた。
辛く、悲しい。

とうとう、親に知られた。私が泣いてるのをみられたからだ。