愛しき人

・・・・・俊哉side・・・・・

美咲が社内の友人とランチに行った・・・

美咲は友人がいないと言っていたことがあったから、正直、良かったと思った・・・

あんなにやさしくて、誰からも好かれそうなのに、何で友人ができないのか、オレは不思議でならなかった・・・・

  ・・・そう、その理由もあとからわかることとなる・・・・


ランチを終えて、美咲がおれのところにやってきた・・・

定時で帰りたいと・・・・

この忙しい時期に何を考えているんだ。

でも、美咲の話を聞いて、オレはOKを出した。

美咲には笑顔でいてほしい、友人がいない美咲にとって、みなみは友人なのだ。とても大切な・・・・
・・・オレと一緒にいるときでさえ、電話がかかってくれば、一時間くらいは話しているくらいだからな・・・・・・