愛しき人

『みなみー!!』

「美咲。今日、外ランチでもいい??」

『うん。いいよ。』

・・・・・・

料理の注文して・・・・・みなみが口を開いた・・・・

「美咲。聞いてくれる?」

『うん。どうしたの?』

「私、今、総務にいるでしょ。」

『うん。知ってる』

「そこで、彼氏ができたの・・・・」

『うそー。良かったね。おめでとう・・・』

「出来たのはうれしいんだけど、誰にも言えないんだ・・・」

『社内恋愛禁止じゃないでしょ。言ってもいいんじゃない?』

「でも、彼が、言うなって・・・」

『どうして??』

「もし、別れた時にいずらいだろって・・・」

『そんな・・・そんなのないよ。何で、ラブラブの時に別れること考えなきゃいけないの??わかんない。』

「だよね。私も・・・彼、遊びなのかな・・・・」

『そんなのわかんない。でも、大切にしたいと思っているのかもよ。
無理ならいいけど、誰??』

「・・・・・私の教育かかりをしてくれた前田主任・・・・」

『そっか。優しそうだもんね。前田主任さん・・・』

「ごめん、みさきの教育かかりは鬼課長なのに・・・」

『そんなことないよ。今では、よかったって思っているよ。』

「そう?ならいいんだ・・・それで、美咲に相談なんだけど・・・
今日、一緒に彼に会ってくれない?」

『えっ。何で??』

「昨日、それで、喧嘩しちゃって・・・仲直りしたんだけど・・・
彼が、そんなに不安なら、私の友達と会ってもいいよって」

『そうか。そう言ってくれるなら安心だね。いいよ、私でよかったら・・』

「ありがとう。じゃっ。定時で上がれる??」

『うー。頑張ってみる。無理そうなら、課長に頼んで帰らせてもらう』

「あの鬼課長、、大丈夫?」

『うん。大丈夫。今、帰ったら話しておくから・・・』

「ごめんね。ありがとう。みさき」

『何言ってんの。友達でしょ。みなみー』

「うん」



・・・・・・ランチを終えて、課に戻った・・・・・・・