好きになるわけには
いかないんだ…!


けど……


「なんつって。ごめんって!
だからさ………もっと近くに
来いし…」


そんな笑顔で
そんな照れた顔で

言われたら、許しちゃうに
決まってんじゃん…。


「しし、しょうがないなぁー!」


あたしはまた、高梨の隣に座り
食べかけのパンを口に頬張る。

すると、高梨は甘えたように
あたしの肩に頭をのせてきた。


「……んつ…!」

「ふっ、びくってなった」

「やややめりんしゃい//!」

「やーだ」

「……ていっ!」

「いって!デコピンすんな!」