年下の君にベタ惚れ中【完】

いつもの日常が続くと思っていたある日。





「結城ー!」




部活から帰ってきた俺に珍しく母さんが駆け寄ってきた。




「な、何??」




俺がそう言うと母さんは




「家、建てたから引越しするわよ!」




いきなりの出来事に驚いた。




は、はぁ!?
家建てるとかも聞いてなかったし、まず、引っ越す事知らなかったし!!




母さんのぶっ飛び発言にただ俺はびっくりする事しか出来なかった。




「だから、結城、転校になるから♪」




そう言って俺に微笑む母さん。




はぁ!?俺、引越しするの!?




最初はそう思った俺なのに、




「分かった、近くだし転校する」




その方向があの電車の一目惚れした女性が降りていた駅だから、会えるかと思ってオーケーしたのだ。