私は結城君の後を無言でついて行った。



年下って言っても緊張するものは緊張するし、なんかすごいドキドキしてきた。


駅から少し歩いたところで結城君が立ち止まった。


「ここが俺の家です」



そう言って中に入ろうとした。



待って待って、綺麗な家…。



大きな庭にきれいに植えられた花。



それに茶色レンガで出来た家。



洋風な作りをしている。



私が唖然として見てるのにも関わらず結城君は平喘と家の玄関を開けた。




「ただいま」



「お帰りー!!」



結城君の声のすぐ後に中から可愛いらしい声が聞こえてきた。



2つ結びに縛られたつやつやな髪で身長が130センチくらいの女の子が結城君に抱きついた。


え、え!?
抱きつ…え!?



結城君が抱きついた子は今度は不思議そうにこっちを向いた。



「このお姉ちゃん…誰!?」



かっ可愛い!!



結城君の妹!?