年下の君にベタ惚れ中【完】

「まぁー、上がってよ」



玄関に長くいるのもあれだからね。



「お邪魔しまーす♪」



結城君はいつもみたいに爽やかな声でそう言った。



あたしたちは自分の部屋へと向かった。




「適当に座っててー」




あたしは結城君にそう言ってリビングからさっき作った物を取りに行った。



結城君喜んでくれるかなぁ〜ん♪




「結城君!!お待たせ!はい!!」




あたしは自分の部屋へ戻ってすぐ自分でラッピングした沢山入った袋を結城君に渡した。



「え、こんなに!?ありがとうございます!!」



嬉しそうに結城君はすげーと言いながら受け取ってくれた。




頑張って作った甲斐があるな♪





「開けていいですか??」



「どうぞ」



結城はリボンを外し、丁寧に袋を開けていった。



「うわぁ、すげー…」



あたしが結城君にあげたものは、シフォンケーキとティラミスとトリュフ。



シフォンケーキとティラミスは美味く出来たけどトリュフは歪な形をしている。