年下の君にベタ惚れ中【完】

うぬ、あたしの目の前に見える人は錯覚で、実際はいないはず。



だってぇー、渋川があたしの家を知っているはずないし。



そもそもこんな所に来るなんてありえない事だしね。



これは疲れてるだけだ、うん。



バレンタインのチョコを作った疲れが出れるのさ、きっと。




あたしは無言でドアを閉めた。




そしたら



ドンドン…………。





「みやざっきさーん」




無視だ、無視。



玄関のドアを叩く音が聞こえるけどそんなの気にしない。




あたしじゃない、あたしじゃない。



「誰だったー?」



リビングへ向かうと咲由紀が聞いてきた。