志紀はそう言ってあたしを誰もいない空き教室に連れて行った。




「ちょっと、デブ男、もう空の事諦めたんじゃなかったの!?」




志紀が廊下に誰もいない事を確認しながらあたしにそう言った。




知らないよ〜!!
てか、こっちもびっくりだよ!!



「それがわからないけど、今朝いきなり話かけて来たの〜!!ね、なんだと思う、これ?」




もう、あの時みたいになるのは勘弁だよ〜。




「まぁ、いいわ。こうなったらなんとかするしかないわね、頑張るわよ!!」




何を頑張るかわからないけど、取りあえず志紀の言う通り、頑張りますか!!