彼らは、広げた紙に、現時点で分かった事を書いていた。 よくよく見てみると、見取り図には死体の見付かった位置や、状況などもメモされていた。 あと、死体がある部屋のクーラーを、暖房から超低温に切り替えておいたとのことだった。 ……という事はマスターの部屋も、平三郎の部屋も、 死体が放置されたままだという事になる。 現場を保存するため、不用意に物を動かさない方がいいとはいえ、 好き好んで死体を触りたがるような人間は、どうやらここにはいないらしい。