額縁を外して、隠し金庫やボタンのようなものが無いか確認してみたり、 カーテンに繋がる紐や、小さなシャンデリアから垂れ下がる鎖などを引っ張ってみたものの、 カーテンがほどけて宙に舞い、シャンデリアに至っては、照度が切り替わっただけだった。 ドキドキするだけ無駄だった。 仕舞には、二人がかりで血のしみついたカーペットを剥がしてみた。 だが、無駄だった。 隠し部屋への通路らしきものは、見当たらなかった。 ……こんな発想こそ、ミステリーの読み過ぎかもしれない。