「じゃあ、その日のお昼代、お前が奢りな」
「えっ……、う、うーん…」
「じゃあ、行かない」
「払う!払わせていただきます!!」
携帯も買って、お昼代も奢りって…わたしその日どんだけお金を使うの…?やばい、完全に金欠になる。
はぁーと陵駕に気付かれない程度の小さなため息をつき、チラッと陵駕のほうに視線を向けた。
やっぱり、すっごいカッコいい。
こんなカッコいい人の彼女になれること自体奇跡なのだから、辛辣とか、口悪いとかそういうとこはこれからも目を瞑っていこう。
てか、わたしさっき人生は初のディープキスをしたのだったのだ。辛かったけど…
さっきのことを思い出し、妄想気分でいると…
「気持ち悪い…笑ってんじゃねぇよ、ブス」
「ぶっ…」
やっぱりちょっとその辛辣直してーーーーーー!!!
END