「ま、待ってよ…」
やっと追いつくと、陵駕はわたしの頭に手を置きわっしゃわっしゃと撫でてきた。
あ、あの…
か、髪の毛がぐっちゃぐっちゃになるんですけど…
とか思ってるけど、陵駕に撫でられてること自体には至福を感じるのでそのまま流すことにした。
「えらいな、馬鹿は馬鹿なりに頑張ったって証拠だ」
「ば、馬鹿じゃないもん!わたし全部100点取ったもん!全部合わせたら500点じゃ!どうだ、恐れ参ったか!」
胸を張ってそう言うと、陵駕は冷めた目でふっと笑う。
「いや、馬鹿じゃなかったらそもそも追試受けないし。追試受かったぐらいでそんな調子乗ってるんじゃねぇよ」
「うっ…」
確かにそうだけど…
でもでも、普通に褒めてくれたっていいんじゃない?
「かわいい彼女と別れなくてよかったね」
「誰がかわいいって?」
「いや、わたしが!!」
「鏡見てからそういうこと言え」

