【短編】辛辣彼氏




でも結果は既に目の前にある。




もし結果が悪く、陵駕と別れることになったらわたし確実に陵駕のストーカーになっちゃうかも!?




どうか受かってますように!!




祈るように紙を裏返すと、信じられない結果がそこにあった。




どのテスト用紙にも『100点、よくがんばったね』というにっこりマークが描いてある。




えぇ?!えぇ!?




ひゃ、ひゃ100点!?全部!?このわたしが!?




今まで最高点数が60点以下だったわたしが全教科100点なんて…




わたしは目の前の現実が信じられず、ぱちくりと大きな瞬きを何度もした。




「りょ、陵駕…これ…」




「さっき、お前のハゲ担任が活気が溢れんばかりの笑顔で渡してきた。あと、髪の毛はまだあるから安心しろ」





「よ、よかった~…」




わたしはへなへなーとまた枕に頭を沈めた。




これでまた栄吉ちゃんのあの仏様のような笑顔が見れるよ、もうあんな死んだ笑顔は二度とごめんだ。