【短編】辛辣彼氏





ぱ、パンダ…?




そこにいたのは爆睡してるはずの馬鹿女ではなく、パンダがいた。




そう、パンダがいた。




大事なことだからもう一度言おう。




パンダがそこにいて、よだれを垂らしながら、爆睡しているのだ。




正確にいうと、目の周りが何故か真っ黒の馬鹿女がそこで寝ているのだが、何故クマが目の下だけではなく周りにまであるのかは謎だ。




最近の流行か?




近づいてみると、パンダ(馬鹿女)の顔の下に紙切れがある。なんとか顔を退けて持ち上げてみると、既によだれだらけだがテスト用紙のようだ。




答案用紙に全て答えが埋まってある…




ふーん、なるほど…




そのよだれだらけでヨレヨレになったテスト用紙と答案用紙を浜田に渡し、とりあえず俺は馬鹿女を起こそうと肩を揺らしたが、一向に起きようとしない。




浜田がいうには





「この数日間、一睡もしてないらしいから保健室に連れて行ってあげて」




マジか