そんなのどうでもいいから、早くそこ退いてくれないかな?
さすがに100人分の資料会議は重く、腕にくる。
第一、この歳でとかいってるけどこいつもうすぐで40だろうが、ぎっくり腰にぐらいなるだろう。いったい自分をいくつだと思ってるんだ。
「とりあえず、これ終わらせときましたから」
未だに頭を机から退かせないので、俺は持っていた100人分の資料会議(およそ500ページ)をクソキザエロ担任の頭の上にのせた。
意外なことに落ちてこない。
「じゃっ、失礼しました」
なにかブツブツと呟いてるようだが、それを無視し早々に職員室を出た。
さぁ、早く帰ろうと鞄を取りに教室に戻ろうとすると、後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。
「よーしーだー」
誰だよと心の中で舌打ちを打ちながら、渋々振り返ると古文担当の禿げ頭の浜田が息を切らせながら走ってきた。
もともとそんなに体が丈夫なほうではないらしく、息をゼェゼェと荒げ、口を開くのにかなり時間がかかった。
「…実は…」

