【短編】辛辣彼氏








いったいどういういきさつでわたしはこれを口の中に放り込まれなきゃいけなかったのか…




「ていうか、ここどこ!?」




「保健室だけど」




「保健室!?」




思わず声を上げ、叫んでしまった。




だって、今まで風邪らしき風邪を引いたことがなかったわたしは病院はおろか保健室なんて小学生のころから来たことなんてなかった。




そんなわたしがほぉー、保健室ですか!?





「なんで!?」




「お前、覚えてないのか?」




こくこくと大きく頷くと、陵駕ははぁーっとため息をついた。






「今日、お前は追試があるってことは覚えてるか?」




こくっと頷くと、陵駕はよろしいとわたしの頭を撫でた。





「お前が追試を受けてるとき…」