しほりには写真撮られながら大爆笑されたし、クラスのみんなはなんかすっごい哀れんだ目でわたしを見てくる。




なんだい、パンダは可愛いんだよ!!みんなのアイドルなんだよ!!




でもさすがにこれは酷いと思う、鏡を見ても今の自分はすっごいブスだと思う。




こんな顔で陵駕に会ったらなんて言われるか…




だから、絶対に追試が終わる明日までは会いたくない!!




と思った矢先に…





「おいっ」





聞き慣れた声が後ろから聞こえてきた。




ビクッ




思わず条件反射で鞄をギュッと抱え込んだ。




な、なんでよりによってこんな時にーーーーー!?




だらだらと汗をかきまくるわたしをよそに陵駕の足音は一歩一歩と近づいてくる。




やばいやばい、こんな顔絶対に見られたくない!!