あまりの驚きでわたしは開いた口が閉じれなかった。





「いやいや、なんで？たかがテストで…」




「たかがテストか…、まぁそうだけど、お前の場合留年をかけたテストだな」




へっ？留年？




「追試までさすがに落とすと、この生徒マジで大丈夫かって思うからな、留年候補には入るだろうな」




「えぇ…さすがに留年は……」




ありえるかも…




まずわたしが高校受かっただけでも奇跡なんだから、留年なんて最も近い現実じゃん。




「さすがに留年はやばい、それと俺もそんな馬鹿な女とは付き合いたくもない」




「なっ！！」




酷い…今、またさらっと酷いことを言った。




でも陵駕の口からそう言われると、どんな理不尽なことも正論だと思ってしまう。




でもでもでも！！




別れるなんて…、そんなの絶対にいやだ！！




陵駕と別れるなんて死んでもいや！！