「そうだけど…」
「お前、気付いてないと思うけど…。自分が思う以上にお前は酷い奴だぞ」
…………
えっ!?
いやいや、あなたにだけは言われたくないよ!!散々わたしのことブス、ブスって言ってくるあなたには!!
そう反撃しようと口を開いたが、陵駕の声で遮られてしまう。
「『栄吉ちゃんがこれ以上禿げないようにわたし頑張る!』とか一週間前からそう聞いてるけど、お前は一向に勉強しようとはしない。何故かって?それは心のどこかでお前はこう思ってるはずだ…『今回落ちても、栄吉ちゃんの髪の毛はタフだからきっとちょっとは残っててくれるかもしれないから次頑張ろう』と…」
うっ…
まるでわたしの心を見透かしたかのように…
ちょっとギクッと図星ってしまったわたしは思わず陵駕から視線を外した。
「お前はそんな他人に気を遣えるほどそんな器用じゃない、よって他人のために勉強なんて絶対するわけがない」
「……」
何も言い返せない…

