ガラッ
「し~ほ~り~」
「動くなっ!!!」
傷心のまま学校に着いたわたしは真っ先に親友であるしほりに朝のあの悲しい出来事のことを話そうと勢いよく泣きながらクラスのドアを開けると、そこには手をプルプルと震わせ、一人でトランプタワーを建てているしほりの姿があった。
かなり真剣な表情だ…
邪魔してはいけないと遠くからじーっと見ていると突然窓から大きな風が吹いてきて、トランプタワーは呆気なく崩れた。
あぁ、折角6段までいってたのに…
崩れた直後、しほりは数秒ほど停止していたが、何事もなかったかのようにトランプを箱の中に片付け、ふーっと息を吐いた。
「で?あんたはいったい何があったの?」
切り替えはやっ!!
さすが熱しやすく冷めやすい女だ…
「あ、あのね今日の朝陵駕がね…」

