うぉぉぉ…鬼だ…
その日の夜、わたしは自分の部屋で目の前にある大量の紙の束に悩まされていた。
これはさっきの図書館の帰り陵駕に渡された追試対策用の問題集である。
ちなみに陵駕のお手製です。
陵駕はこれを
『明日までに終わらせろ』
と無茶なことを言ってくる。
無理ですからね、何枚あると思ってるんですか!?余裕に100枚超えてるよ!!
しかもわたしの頭で解くとなれば、絶対に徹夜しても半分も終わらない気がするし。
わたしは数枚ページをめくっただけでも頭が痛くなった。
びっしり…しかも字、ちっちゃ!!わたしよりちっちゃいんじゃない?しかもめちゃくちゃ綺麗だし…
男より字が汚いって、わたしどうしよう…
今すぐにでも三角鉛筆で字の書く特訓しようかなっと引き出しから昔懐かしい三角鉛筆を取り出した。