「おかえり、涼歌♪ 


遅かったね~」




お姉ちゃんが笑顔で



玄関まで迎えに来ていた。




「うん……ちょっとね


いろいろあって



……流と別れた」



「……分かれた?」



「違うって! 



別れたの」




(分かれたじゃなくて



別れたんだ)