「行って来ます♪ 



お姉ちゃん、お兄ちゃん」




「行ってらっしゃい、涼歌」




「……行ってらっしゃい」




家族。



っていいなぁ。




私はそんな事を



考えながら



家を出た。




「おはよう、涼歌」




「おっ……おはよう、流。



もしかして……



ずっと待っててくれてたの?」