気づけば


手には買ってきた



板チョコが1枚。



溶けはじめていた。



きっと握り締めて



いたからだ。



「急いで帰ろうっと」




そう言いながらも


私の大好きな歌を



歌いながら



ゆっくりと



帰ってしまった。