「どちらさまですか?」




(ギクッ!!)




門の前から



冷たい視線が



感じられる。





「梨李佐の妹と




友達です。



行かせてください」




「梨李佐……?」




前にいる執事は



私達を睨みながら




言葉を繰り返した。